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政策金利が15.25%と超高金利のトルコリラに関心が集まっています。
これだけ金利が高ければ、スワップも沢山もらえるので、検討している方も多いのかもしれません。
しかし、政策金利は高ければいいというわけではありません。
基本的に政策金利はインフレ率と連動しており、金利が高いということは、
インフレ率が高いということでもあります。
本記事では、トルコ経済の概要・トルコリラの歴史などを見ていきたいと思います。
●基礎情報
1.面積
780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
2.人口
7,206万人(2005年、国家統計庁推定)
3.首都
アンカラ
4.民族
トルコ人
(南東部を中心にクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等)
5.言語
トルコ語(公用語)
6.宗教
イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)が大部分を占める。
その他ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒等。
7.日本との経済関係
貿易(トルコ外国貿易庁発表の2006年度数値)
(1)対日輸出 2.47億ドル(品目:食料品(マグロ、トマトピューレ)、金属、繊維製品、機械機器)
(2)対日輸入 37.03億ドル(品目:機械機器、自動車部品、化学品、事務通信機器)
(出典:外務省)
●経済概況
(1)マクロ経済はやや減速傾向。近年の2度に亘る金融危機(2000年11月及び2002年2月)後、IMF等の国際金融機関の支援を得つつ、財政赤字削減を中心した経済構造改革を推進中。
(2)先進国と比較すると、物価上昇率や長短金利は低下しているとは言え依然として高水準にあり、多額の経常収支赤字、大規模な債務残高、大きな改善の見られない失業率などの問題が存在しており、経済面で克服すべき課題は多い。
(3)中央アジアから欧州へのエネルギー輸送の要衝としても注目を集めている。
(出典:外務省)
●トルコの経済とトルコリラのデノミネーション
産業は近代化が進められた工業・商業と、伝統的な農業とからなり、
農業人口が国民のおよそ40%を占める。
もっぱら軽工業が中心で、繊維・衣類分野の輸出大国である。
経済部門における財閥の力が大きく、近年では世界の大手自動車メーカーと
国内の大手財閥との合弁事業を柱として重工業の開発が進められている。
ただし、工業化が進んでいるのは北西部のマルマラ海沿岸地域がほとんどで、
観光収入の多い地中海・エーゲ海沿岸地域と、首都アンカラ周辺の大都市圏以外では、
経済に占める農業の比重が大きい。
とくに東部では、地主制がよく温存されているなど経済近代化の立ち遅れが目立ち、
農村部の貧困や地域間の経済格差が大きな問題となっており、
数十年にわたる政府の開発推進政策によっても解消をみていない。
1990年代の後半から経済は低調で、政府は巨額の債務を抱え、
国民は急速なインフレーションに悩まされている。
歴代の政権はインフレの自主的な抑制に失敗し、
2000年からIMFの改革プログラムを受けるに至るが、
同年末に金融危機を起こした。
この結果、トルコリラの下落から国内消費が急激に落ち込み、
リラの変動相場制移行をおこなった2001年にはリラの対ドル価が50%以上暴落、
実質GNP成長率はマイナス9.4%となった。
2002年以後は若干持ち直し、実質GNP成長率は5%以上に復調、
さらに同年末に成立した公正発展党単独安定政権のもとでインフレの拡大はおおよそ沈静化した。
2005年1月1日には100万トルコリラ(TL)を1新トルコリラ(YTL)とする新通貨を発行し、
実質的なデノミネーションが行われた。
(Wikipediaより引用)
●トルコリラ/円の為替レート
下記が、1991年以降のトルコリラ/円の為替レートの推移です。(各年12月末のレートを表示)
※2005年以前は旧1,000,000トルコリラを新1トルコリラと換算表示
Dec 1991 25513.939
Dec 1992 14958.246
Dec 1993 7791.995
Dec 1994 2675.012
Dec 1995 1790.998
Dec 1996 1086.661
Dec 1997 649.185
Dec 1998 381.717
Dec 1999 193.852
Dec 2000 165.612
Dec 2001 87.559
Dec 2002 76.760
Dec 2003 75.294
Dec 2004 74.279
Dec 2005 87.638
Dec 2006 81.955
Dec 2007 95.244
Jun 2008 85.381
(データ提供:PACIFIC Exchange Rate Service)
●トルコリラのチャート
さらに、直近のトルコリラのチャートは以下のとおりです。
↓トルコリラチャート(Google提供)
http://finance.google.com/finance?q=TRYJPY
これを見ると、直近1年(2007.7-2008.6)では、
76円〜99円と割と安定しているように見えます。
この程度であれば、たとえば豪ドルも
86円〜108円で推移していますので、大差ないように見えます。
●トルコリラに投資する?
しかしながら、忘れてはならないのがやはり2005年のデノミです。
デノミが必要なくらい貨幣価値が下がってしまうので、外貨と比べても
その価値は暴落することになります。
実際、上に示したように、1991年末に1トルコリラ=25,513円であったものが、
現在では1トルコリラ=80円台です。
もし1991年に255万円で100トルコリラに投資していたら、
2008年現在ではその255万円がたったの8000円になってしまったことでしょう。
基本的に、高金利通貨は下がる運命にあります。
なぜなら、高金利はインフレと裏表の関係にあるからです。
(→詳しくは、過去記事【高金利通貨の背景にはインフレがあるから下がる】をご覧ください。)
このことから、トルコリラを買うのであれば、急落した直後を狙うという戦略が見えてきます。
また、超インフレで更なるデノミの可能性を考えるなら、
ストップロスを入れる方が無難といえそうです。
私は怖がりなのでトルコリラを買う予定はありません。
(せいぜいランド円をちょびっと買うのがギリギリです)
ちなみに、トルコリラを買わずとも、先進国通貨、たとえば豪ドルをレバ2倍で買えば
ほぼ同じ金利になります。
【参考】
・トルコリラ円 15.25% - 0.50%(日本政策金利) = 14.75% (レバ1倍)
・豪ドル円 7.25% - 0.50% = 6.75% レバ2倍なら 13.50%
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基本的に政策金利はインフレ率と連動しており、金利が高いということは、
インフレ率が高いということでもあります。
本記事では、トルコ経済の概要・トルコリラの歴史などを見ていきたいと思います。
●基礎情報
1.面積
780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
2.人口
7,206万人(2005年、国家統計庁推定)
3.首都
アンカラ
4.民族
トルコ人
(南東部を中心にクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等)
5.言語
トルコ語(公用語)
6.宗教
イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)が大部分を占める。
その他ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒等。
7.日本との経済関係
貿易(トルコ外国貿易庁発表の2006年度数値)
(1)対日輸出 2.47億ドル(品目:食料品(マグロ、トマトピューレ)、金属、繊維製品、機械機器)
(2)対日輸入 37.03億ドル(品目:機械機器、自動車部品、化学品、事務通信機器)
(出典:外務省)
●経済概況
(1)マクロ経済はやや減速傾向。近年の2度に亘る金融危機(2000年11月及び2002年2月)後、IMF等の国際金融機関の支援を得つつ、財政赤字削減を中心した経済構造改革を推進中。
(2)先進国と比較すると、物価上昇率や長短金利は低下しているとは言え依然として高水準にあり、多額の経常収支赤字、大規模な債務残高、大きな改善の見られない失業率などの問題が存在しており、経済面で克服すべき課題は多い。
(3)中央アジアから欧州へのエネルギー輸送の要衝としても注目を集めている。
(出典:外務省)
●トルコの経済とトルコリラのデノミネーション
産業は近代化が進められた工業・商業と、伝統的な農業とからなり、
農業人口が国民のおよそ40%を占める。
もっぱら軽工業が中心で、繊維・衣類分野の輸出大国である。
経済部門における財閥の力が大きく、近年では世界の大手自動車メーカーと
国内の大手財閥との合弁事業を柱として重工業の開発が進められている。
ただし、工業化が進んでいるのは北西部のマルマラ海沿岸地域がほとんどで、
観光収入の多い地中海・エーゲ海沿岸地域と、首都アンカラ周辺の大都市圏以外では、
経済に占める農業の比重が大きい。
とくに東部では、地主制がよく温存されているなど経済近代化の立ち遅れが目立ち、
農村部の貧困や地域間の経済格差が大きな問題となっており、
数十年にわたる政府の開発推進政策によっても解消をみていない。
1990年代の後半から経済は低調で、政府は巨額の債務を抱え、
国民は急速なインフレーションに悩まされている。
歴代の政権はインフレの自主的な抑制に失敗し、
2000年からIMFの改革プログラムを受けるに至るが、
同年末に金融危機を起こした。
この結果、トルコリラの下落から国内消費が急激に落ち込み、
リラの変動相場制移行をおこなった2001年にはリラの対ドル価が50%以上暴落、
実質GNP成長率はマイナス9.4%となった。
2002年以後は若干持ち直し、実質GNP成長率は5%以上に復調、
さらに同年末に成立した公正発展党単独安定政権のもとでインフレの拡大はおおよそ沈静化した。
2005年1月1日には100万トルコリラ(TL)を1新トルコリラ(YTL)とする新通貨を発行し、
実質的なデノミネーションが行われた。
(Wikipediaより引用)
●トルコリラ/円の為替レート
下記が、1991年以降のトルコリラ/円の為替レートの推移です。(各年12月末のレートを表示)
※2005年以前は旧1,000,000トルコリラを新1トルコリラと換算表示
Dec 1991 25513.939
Dec 1992 14958.246
Dec 1993 7791.995
Dec 1994 2675.012
Dec 1995 1790.998
Dec 1996 1086.661
Dec 1997 649.185
Dec 1998 381.717
Dec 1999 193.852
Dec 2000 165.612
Dec 2001 87.559
Dec 2002 76.760
Dec 2003 75.294
Dec 2004 74.279
Dec 2005 87.638
Dec 2006 81.955
Dec 2007 95.244
Jun 2008 85.381
(データ提供:PACIFIC Exchange Rate Service)
●トルコリラのチャート
さらに、直近のトルコリラのチャートは以下のとおりです。
↓トルコリラチャート(Google提供)
http://finance.google.com/finance?q=TRYJPY
これを見ると、直近1年(2007.7-2008.6)では、
76円〜99円と割と安定しているように見えます。
この程度であれば、たとえば豪ドルも
86円〜108円で推移していますので、大差ないように見えます。
●トルコリラに投資する?
しかしながら、忘れてはならないのがやはり2005年のデノミです。
デノミが必要なくらい貨幣価値が下がってしまうので、外貨と比べても
その価値は暴落することになります。
実際、上に示したように、1991年末に1トルコリラ=25,513円であったものが、
現在では1トルコリラ=80円台です。
もし1991年に255万円で100トルコリラに投資していたら、
2008年現在ではその255万円がたったの8000円になってしまったことでしょう。
基本的に、高金利通貨は下がる運命にあります。
なぜなら、高金利はインフレと裏表の関係にあるからです。
(→詳しくは、過去記事【高金利通貨の背景にはインフレがあるから下がる】をご覧ください。)
このことから、トルコリラを買うのであれば、急落した直後を狙うという戦略が見えてきます。
また、超インフレで更なるデノミの可能性を考えるなら、
ストップロスを入れる方が無難といえそうです。
私は怖がりなのでトルコリラを買う予定はありません。
(せいぜいランド円をちょびっと買うのがギリギリです)
ちなみに、トルコリラを買わずとも、先進国通貨、たとえば豪ドルをレバ2倍で買えば
ほぼ同じ金利になります。
【参考】
・トルコリラ円 15.25% - 0.50%(日本政策金利) = 14.75% (レバ1倍)
・豪ドル円 7.25% - 0.50% = 6.75% レバ2倍なら 13.50%
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この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させて頂いています。
トルコリラ!金利は非常に興味ありますが私もチキンな為買うまでには至っておりません。
ランドもまた金利が上がりましたが、買おう買おうと思いながら未だ思案中です!
高金利通貨は難しいですね…。
トルコリラ!金利は非常に興味ありますが私もチキンな為買うまでには至っておりません。
ランドもまた金利が上がりましたが、買おう買おうと思いながら未だ思案中です!
高金利通貨は難しいですね…。
2008/06/15(日) 14:46 |
| love.money #-[ 編集]
こんにちは。
ブログをいつも楽しみにしています。
よければ、下記の私のブログと相互
リンクをお願いできますか?
こちらからは先にリンクを張っておきます。不都合があれば言ってください。
<題名>
副業アフィリエイト・FX投資で億万長者
<ページアドレス>
http://yuponvvv.livedoor.biz/
<ページ紹介>
情報商材をはじめとしたネットビジネス、FX等の投資商品の研究を行い、読者の方が億万長者になるための道を研究していきます。
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2008/06/15(日) 20:03 |
| ひでいえ #-[ 編集]
デノミネーションの定義を誤っているのでは?
デノミは通貨の単位を単純に切り上げたり切り下げたりするだけで物や
外貨に対する価値は不変。
そんなことをすれば、トルコ人は皆餓死しているでしょう。
過去には今では先進国と呼ばれている国もデノミを行っており、デノミは外貨投資の際に考慮すべきリスクとしては取り扱う必要ありません。
デノミは通貨の単位を単純に切り上げたり切り下げたりするだけで物や
外貨に対する価値は不変。
そんなことをすれば、トルコ人は皆餓死しているでしょう。
過去には今では先進国と呼ばれている国もデノミを行っており、デノミは外貨投資の際に考慮すべきリスクとしては取り扱う必要ありません。
2008/06/15(日) 20:22 |
| SKOTCH #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2008/06/16(月) 01:27 |
| #[ 編集]
ご指摘、誠にありがとうございました!
確かにそうですね。記事は修正いたしました。
確かにそうですね。記事は修正いたしました。
2008/06/16(月) 07:52 |
| 管理人 #-[ 編集]
コメントありがとうございます。
そうですねー高金利通貨は急落したときを狙って買うのが一番ですね。
そうですねー高金利通貨は急落したときを狙って買うのが一番ですね。
2008/06/16(月) 07:53 |
| 管理人 #-[ 編集]
相互リンク、こちらも早速追加させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
2008/06/16(月) 07:55 |
| 管理人 #-[ 編集]
トルコリラの記事、興味深く読ませていただきました。ところで、
>もし1991年に255万円で100トルコリラに投資していたら、
2008年現在ではその255万円がたったの8000円になってしまったことでしょう。
とおっしゃいますが、いかがでしょう。実際金利分も考慮して計算すべきでしょう。
>もし1991年に255万円で100トルコリラに投資していたら、
2008年現在ではその255万円がたったの8000円になってしまったことでしょう。
とおっしゃいますが、いかがでしょう。実際金利分も考慮して計算すべきでしょう。
2008/06/16(月) 16:03 |
| よし #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2008/06/16(月) 20:47 |
| #[ 編集]
コメントありがとうございます!
確かにおっしゃるとおりですね。
期間中、年間20%の金利がついたと仮定すると、概算で112万円となりました。
これに8,000円を加えて、255万円が113万円になることになります。
確かにおっしゃるとおりですね。
期間中、年間20%の金利がついたと仮定すると、概算で112万円となりました。
これに8,000円を加えて、255万円が113万円になることになります。
2008/06/17(火) 07:05 |
| 管理人 #-[ 編集]
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2008/06/15(日) 16:57:07 |
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